こんにちは。
今日は家の「アプローチ」について、
家づくり初心者が最低限チェックしたいポイント2つをお話しします。
- 家づくり中で、玄関までの動線って、この計画でいいのかしら?とお悩みの方
- 「アプローチってどんな作り方があるの?いろんな事例を知りたい」とこれから計画を考えている方
そんな方に、ぜひ読んでいただきたい内容になっています!
そもそも、アプローチとは何か?
→敷地~玄関までの通路部分のこと。

毎朝毎晩使う動線のことですので、極力不快を無くす必要があります。
また、家の顔である玄関への動線ですので、
外からの見え方も合わせてチェックしていきたいところです。
建物の工事が終わった後の外構工事になりますが、
計画の初期から押さえておくべきところです。
アプローチを考える上で、押さえておくべきポイントを大きく2項目ご説明します。
目次
☝️道路からの視線対策
道路から玄関ドアを開けると家の中が丸見え、は避けたいですよね。
ドアを開けた瞬間、道路を歩いている人と目があって気まずい💦
ドアを少し開けただけで、家中丸見え💦
なんて、きっと嫌なはず😂
また、見栄えのする家は、玄関ドアが道路面にパーーーン!!と見えてないことがほとんどです。

玄関ドアを隠す工夫をするだけで、外観がワンランクアップします。
では、どうしたらいいのか?
①玄関ドア前に外壁を設ける

上図のように、壁で玄関ドアを隠してしまうパターンです。
しっかりとした目隠しができ、安心感が生まれます。
ただし、外壁と基礎、屋根も追加になるので、コストはかかる方法になります。
②玄関ドアの壁面を90度ふる

全面道路に対して、玄関ドアがつく壁面を90度ふることで、
道路から家の中までの視線を避けることができます。
この場合、道路から玄関ドアまでの距離が近すぎると、
少し心許ない場合もあります。
その場合、下の図のように玄関を道路からみて側面に配置することで、

物理的に道路から距離をとることができ、
プライバシー確保の効果が高いです。
平屋で軒がかかっている場合ですが、
建物の外形の雁行によるコストアップを防ぐこともできます。
外形とは、建物の平面図でいうと、最外周ラインのことで、
下の絵でいうところの、赤いラインを指します。

ここでポイント。
建物の外形は、なるべく矩形(正方形・長方形)にする方がコストを抑えられる

建物の基礎や外装部材の分割面が増え、部材や手間が増えるからです。
コストを抑えたい方は、平面図をみたときに、なるべく無駄な凸凹をなくし、
正方形や長方形に近づけるプランになるよう意識してみましょう。
③植栽帯を設け、玄関ドアから視線をかわせる高さの樹木を設ける

玄関ドアの前に、目隠しとなる植栽を設ける方法です。
植栽は、視線を隠せるように、高さ2mほどはあった方がいいです。
完全とは言えないけども、安心感は得られる視線避けの効果と、
緑があることで、道路からの見栄えも良くなります。
この案なら、スペースさえあれば、建築後でも可能ですね。
常緑樹を植えることがポイントです。
(落葉樹だと秋冬は枝だけになり、スカスカになってしまうので)
④門塀を設ける

しっかりとした塀を設けることで、敷地と家の間に境界を作ることができ、
プライバシー確保の効果が高いです。
①のように外壁をまわすよりは、コストも抑えられます。
☝️建物まわりの地面高さと道路との高低差を考える
もうひとつ、アプローチを考える上で重要なポイント。
建物まわりの地面の高さと、全面道路の高さが大きく違う場合。

上の図のように、アプローチを階段やスロープにする必要があります。

このときって上の絵のように、意外とアプローチ長さが必要になったりするんです。
無理な計画をしてしまうと、

上の図のように、アプローチの階段降りるとすぐ道路で、
もしつまづいた時に、道路にダイブ💦してしまい、小さな子供がいると尚更危険です。

上の絵のように、階段の最上段・最下段でゆとりある寸法を確保する必要があります。
たまーに、設計士も見落としてしまうケースがありますので、
ゆとりを持った計画になっているか?
高低差のある敷地に建てる場合は特に、
設計士とお施主様双方で、確認をしたほうがいいポイントですね。
今日は、アプローチの動線計画をメインにお話ししました。
ではまた~